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じゃらん2000/10/15号の掲載記事について
 じゃらん10/15号の「お泊まり達人養成講座」に記載されている内容については取材先の情報をもとにそれがあたかも殆どの「ペンション」や「民宿」ことのような記事として製作されており、読者に偏った情報を提供しています。「これはじゃらん編集者がいうところの達人」一般の旅、宿の情報を求める方には十分な情報であるとは言えないと思います。
 じゃらん10/15号をお持ちでない方のために以下記事の概要を記載します。

【ペンション編】
【注2】部屋への持ち込みは基本的にOK。持ち込み料も発生せず。
 ルームサービスやレストランが併設されていない反面、ペンションでは 食べ物や飲物の持ち込みを許可しているところも多い。当然、部屋で火 を使ってはいけないが、夜中におなかがすいた時などに備え、コンビニで調達しておくと便利。
◆本文中の入浴の説明で(熱川のあるペンションさんでの取材記事として書かれていますが)
【風呂は入浴時間が限定されている宿が多い】
 共同で使う洗面台は廊下に設置。通常入浴時間は決まっているが○○(○○は取材先のペンション)は24時間入浴可能なうえ、貸切もOK

【民宿編】
【注1】部屋のテレビは有料なので見たい人はコインを入れて
 日常生活でコイン式のテレビというのはあまりお目にかからないが、民宿やビジネスホテルではこのスタイルをとっていることが多い。100円玉を入れると1〜2時間見られるがお金が切れるとスイッチも自動的に切れるシステム。
【注5】自分のことは自分でする、というのが民宿の流儀。
 民宿は和室が基本なので、布団を敷いたり、食事の後片づけなど、家で自分がしているのと同じようにするのが基本。部屋と風呂と料理を提供してくれるまさに下宿感覚的存在と思って。黙って座っていても誰も手伝
 ってくれないよ。

この記事に関して事実に反する部分がかなりあるのでじゃらん編集長の稲垣氏と電話で話しをしました。
以下にその内容の概要を記します。

⇒編集長
・この記事は一般論でなく取材先のことを書いたものです。
⇒木馬
・通常の日本語を理解する人であれば記事の部分と一般論の部分の読み分けはできる。
・一般論として書かれている部分に問題がある。
・「多数」とか「・・・が基本である」というのはアンケートか何かの結果か?
 アンケート結果があれば公表して欲しい
こんなやりとりがあったあと
⇒編集長
・「持ち込み」の記述に関してはたしかに少し問題があったが世の流れで持ち込みOKが増えてきている。
・アンケート等とっていないが我々が受けている印象で「多数」「・・・が基本」ととらえている。
⇒木馬
・こと「持ち込み」に関しては、持ち込みが増えて、世の流れもそちらに行っているのは確かであるが、
 どの宿も「しかたない」「黙認」と言う形であきらめているのが現実であって、「基本的にOK」と言い切れないものがある。
 「黙認」と「基本的にOK」とは大きな違いである
・民宿の記載にいたっては必ずしも現状を的確にとらえていない。
⇒編集長
・じゃらんの他の記事でもいろいろ啓発活動をしており、今回の記事は旅行初心者のために書いたものであるので
トータルで見て欲しい
⇒木馬
・この記事のことを言ってるのであり、じゃらんは読者への影響力も大きいのでこの記事の訂正なり、再度特集を組んで、よ〜く調査し、現実を見た記事を書いて欲しい。
・じゃらんは中立的立場(宿、読者)に立って記事を書くべきで、業界の健全な発展を阻害するようなことはやめて欲しい

・・・・とまあこんな具合でした。

この記事で問題なのは
1.部屋への持ち込みは基本的にOK。持ち込み料も発生せず。(ペンション)
2.風呂は入浴時間が限定されている宿が多い(ペンション)
3.部屋のテレビは有料(民宿)
4.食事の後片づけなど、家で自分がしているのと同じようにをするのが基本(民宿)
というところです。ペンション、民宿の現状を正確に表わしていないと言わざるを得ません。現実には
1.については基本的にOKということはないと思います。なぜ持込みOKとうたっていないか「木馬」の場合は後述します。
2.については最近では24時間入浴可にしている宿も多く、いちがいに入浴時間を限定している宿が多いとは言えない。
3.についても「有料」と断定できません。全ての民宿がテレビ有料なんてことはありえません。
4.にいたっては地元水上町の民宿では食事の後片づけまでさせる民宿はまずありません。
このようにはっきりしたデータもなく自分たちの感覚だけでいかにも全ての宿がそうであるかのような記事を書かれることは多くの健全な経営をしている宿にとっては迷惑千万なことであります。はっきりしたアンケート結果があり、裏付けがないのであれば「風呂は入浴時間が制限されている宿もある」「テレビが有料な場合もある」「食事の片づけ時にはテーブルの上の皿をよせてあげるといいかもしれません」・・・という記事にするのが常識的ではないのでしょうか?地元民宿では「宿泊料を払った上に食事の後片づけをさせられるのなら民宿は嫌だ!」と思われてしまう。これは営業妨害だ!との怒りの声もあがっています。じゃらんのように社会的に影響力の大きい雑誌が十分な調査もせず宿泊業界の健全な発展を阻害するような記事を書き、一般の読者に偏った「先入観」「ものの見方」をうえつけるのはいかがなものでしょうか?
文書を書くことを商売にしている人としては配慮に欠ける記事であると言わざるを得ません。

持ち込みについて
 ペンション木馬の場合は以下の理由により「持ち込み」は基本的にご遠慮願っております。
 1.食品衛生管理上
・ペンションにおいてはお客様に提供する食品については食品衛生上必要な措置をとって管理・保存・提供をしています。
・このために必要な冷蔵庫等の諸設備も整えています。
・お客様が独自に持ち込まれた食品についてはこちらで管理することができません。しかしながら一旦食品事故でもあれば結果的に持ち込み食品が原因であったとしても宿としては当局との対応をせざるを得なくなります。
・このため「持ち込みOK」と公言するからには客室に冷蔵庫を設置したり、お客様の持ち込み品を管理する責任が生じてきます。
・当宿では客室に冷蔵庫の設置もなく、またお客様が持ち込まれた食品を管理する体制も整っておりません。
  
これら食品衛生管理上の問題から「持ち込みOK」とはしておりません。
 
2.他のお客さんに対する配慮
・ご承知のようにペンションは家族で運営している小さな宿です。従って建物・設備等旅館、ホテルとは比較のしようもありません。客室につきましてもそこで「宴会・飲み会・パーティー」ができるような対応にはなっていません。
・特にグループのお客さん等でアルコール類を部屋に持ち込まれ、ひとつの部屋に集まって「宴会・飲み会・パーティー」をされると同宿のお客さんに多大な迷惑をおかけすることになります。
・往々にしてグループでアルコール類を持ち込まれる方は「うしろめたさ」があるのか夜遅くなってからひとつの部屋に集まり「宴会・飲み会・パーティー」がはじまります。これでは他の部屋のお客さんは寝れたものではなく「夜中なのにウルサイ!」とオーナーにクレームが来ます。
・上記の理由が最大のもので「持ち込みOK」とは公言しておりません。
・これは子供さんのジュース、お菓子や多少の寝酒等までも「持ち込みダメ!」とするものではありません。
・あくまでも節度、マナー、オーナーとのコミュニケーション・信頼関係等総合して判断していただければありがたいのですが。
・もしお酒を持ってこられたのなら食堂でオーナーと一緒に楽しく飲みましょう。
 3.その他
・ペンションはオーナーが責任者でありますので当日の他の宿泊客のこと、周囲のこと等考えてルールを決めるものであります。従って「持ち込みは基本的にお断りしています」と書いたのです。「オーナー一緒に飲もうよ!」と言って持ってきてくれるお土産?まで否定するものではありません。
・ペンションの良さは「節度、マナー、オーナーとのコミュニケーション・信頼関係」の上になりたった「あいまいさ」にあると私は思っています。「原則」と言うルールはありますがこれを運用するのはオーナーです。もし差し入れ等でお酒を持ち込んでしまったら気軽に声をかけてください。食堂で一緒に飲みましょう(^_^)
・「持ち込み」とはすこしかけはなれてしまいましたが、ペンション利用にあたってはかけひきせずにお客さん側の特殊事情等は事前に正直に話していただけるとこちらでも誠意をもって対応できるとおもいます。

この記事に対する対応

ペンション関係のMLでも「じゃらん」の記事に関しては手厳しい意見が交換されました。じゃらんに勝手な情報を流されるよりそしてペンション側から「賢いペンションの泊まり方」を提案しようという動きになり、現在その作業がすすめられています。これはいずれかのHPサイトで立ち上げることになるかと思いますが、利用者の皆様にとってはこちらの方がより有益であると信じています。準備ができましたらご案内させていただきます。

賢明な読者、利用者の皆様方には今回の「じゃらん」の記事が業界を全て物語っていると言うおもいこみをなされずに、自分の目で見て、確かめて宿をお選び下さい。

関連のホームページ

じゃらん「お泊り達人養成講座」問題のHPへ
(問題の記事が全文掲載されています。 )

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